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福島学寮の沿革

旧 会津学寮

 昭和7年9月25日 札幌の現在の北八条西12丁目に、当時の北大予科の英語の先生をしておられた会津出身の木村勇 先生が中心となり、郷土の子弟のために会津学寮を建設された。~

 

 ~その後、昭和44年頃に会津出身のみならず、広く福島県内の子弟をも収容している状況から名称を福島学寮と変更した。更に部屋に空きがあれば、他の都道府県からの入寮も可とした。この間、学寮の維持・ 管理また改修は北大の学寮関係の先生方、福島県、北海道福島県人会及び学寮のOB等のバックアップによ り、辛うじて学寮の維持・存続が図られてきた。

 

 しかしながら、昭和53年12月の火災により、学寮の取り壊し・新築を余儀なくされた。現在、毎年秋 に開催されている会津学寮・福島学寮のOB会の出席者は、殆どがこの火災以前に入寮されていた方である。

 

 その後、当時の北海道大学の星光一先生、太田原髙昭先生等の構想・立案により学寮再建の見通しを得 た。また、福島県、北海道福島県人会及び多くの学寮OB等の浄財も得ることが出来、昭和55年12月に 新寮が完成した。これらの方々の学寮の再建戦略・援助がなければ、学寮は消滅していた筈である。新築さ れた寮は引き続き、会津学寮、福島学寮の伝統を受け継いできたと思われる。

 

 二度目の学寮も歳月の経過とともに劣化が酷く、その都度、応急処置を施してきた。その後、2011年 には学寮OB等の強力な援助により、建物の全面的改修を行うことができた。また、2012年4月より、 これまでの財団法人福島学寮は一般財団法人福島学寮として、新たなスタートをきった。これは学寮OB、 理事・評議員等の役員及び寮生の一致団結した結果によるものである。~

 

一般財団法人 現福島学寮代表理事 白井健二
(2014年度 福島学寮寮誌 「朔風」 理事長挨拶より一部抜粋)

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